X47―どのようにしてこのレザー製の手帳は作られているか
2005年に地元ザールラントのテレビ局(ARD系列)から、X47の製造などについて取材を受けました。 このVTRではスプリングバーが製造されているところや、レザー工房でX47用の手帳カバーが職人によって作られている映像をご覧になれます。(ドイツ語)X47を知っていただくために最適な仕上がりとなっています。 当時はまだ会社も今よりももっと小さく、なんとX47設立者ビュットナーの自宅が会社でした。
考案に至るプロセス
マティアス・ビュットナーはすでに学生時代から「システム手帳」の構想をまとめていました。 そのシステム手帳の構想とは、「綴じ手帳の長所とリング式システム手帳の長所を併せ持った、まったく新しい形のシステム手帳を作る」ということです。 まず第一の試みとして、綴じ手帳のカレンダーを何冊かのブロックに分け、それらを取り扱いやすく、かつ意味を持った順番に並べ替えてレザーの手帳カバーに差し込むというシステムを作ることでした。最終的には金属棒を手帳の背表紙部分に取り付け、個々のリフィルノートの中心部分にそれを取り付けるための金属部品をつける、というシステムを採用することにしました。 そして、そのシステムを確かなものにするための試行錯誤が始まったのです。 試行錯誤の末、腕時計の留め金の理論を応用し、手帳本体にリフィルを挟み込むために「スプリングバー(伸縮可能な金属棒)システム」を開発しました。 簡単にプロトタイプを作ってみると、すぐにその実用性の高さを証明することとなりました。
ビュットナーは本格的なシステム手帳開発をする前に経営コンサルタントとして働いていました。 コンサルティング会社であるIDSシェアーAGに学生時代から働き始めたビュットナーは学業の傍らビジネススキルを磨き、後に独立し、自身のコンサルティング会社を設立しました。
9年間にわたって経営コンサルタントとして働き、その後「危険な賭け」となるかもしれないが「ビュットナーのシステム手帳」を世に広めたいという一心で、手帳メーカーを立ち上げることにしました。
学生の賛同者を中心とした小さな若いチームと一緒にビュットナーは周囲の反対を押し切ってベンチャー企業としてX47社を設立したのです。 革新的技術を持った手帳を開発し、それをすでに供給過剰状態の手帳市場へと参入するということ。 これがいかに難しいことかは周知の通りです。 今日まで持続的に発展し続けるには、さまざまな技術問題の解決、そして能率的な企業コンセプトの設定…このようにしていくつもの課題を乗り越えてX47は進化し続けているのです。
9年間にわたって経営コンサルタントとして働き、その後「危険な賭け」となるかもしれないが「ビュットナーのシステム手帳」を世に広めたいという一心で、手帳メーカーを立ち上げることにしました。
学生の賛同者を中心とした小さな若いチームと一緒にビュットナーは周囲の反対を押し切ってベンチャー企業としてX47社を設立したのです。 革新的技術を持った手帳を開発し、それをすでに供給過剰状態の手帳市場へと参入するということ。 これがいかに難しいことかは周知の通りです。 今日まで持続的に発展し続けるには、さまざまな技術問題の解決、そして能率的な企業コンセプトの設定…このようにしていくつもの課題を乗り越えてX47は進化し続けているのです。
今日では12種類のX47シリーズ、異なる25種類のレザータイプを通常製品として発売し、すでに7以上の国・地域で成果を収めています。
2004年には年間で約35万ユーロを売り上げ、また今後更なる世界的な企業ネットワーク構想を推進しています。
2004年には年間で約35万ユーロを売り上げ、また今後更なる世界的な企業ネットワーク構想を推進しています。