DUOシリーズの開発
あなたはペンをいつも携帯していますか? “何か”を書きとめるため、ペンはいつでも必需品ではないでしょうか。その“何か”は電話番号であるかもしれないし、出張の予定やぱっと頭に浮かんだ思いつきかもしれません。 外出先でそんな場面に出くわしたとき、どうしますか?周りの人に借りたペンでなんとかするのでしょうか。 ちょっとしたメモをするための紙も財布の中を見ればきっとレシートをみつけて事足りるかもしれない。多くの人は「あれ、ペンを持ってなかったかな?」と思ってペンが“入っていないであろう”財布の中を探したりします。
Duo4はX47シリーズの中でも二番目に考案された製品です。 この製品アイディアは2003年12月、バルセロナへ向かう道中で思いついたものです。 マティアス・ビュットナーの妻であるティナ・ジーグはバルセロナへの休暇旅行中、こんなことを口にしました。 「ねえ、あなたのスプリングバーシステムを使って小さなメモ帳を財布の中に入れることはできないかしら?」 そう、この発言が新しい製品を作るきっかけとなったのです。 「レシート」を探す必要がなくなりました。なぜなら、財布の中にメモ帳が収納されているのだから。 -「手帳」と「財布」の融合。Duoシリーズはこのようにして生まれました。
Duoシリーズ、誕生。
さっそく4種類のモデルを開発することになります。 Duo1は小銭入れやジャバラ式のカバーがなく、代わりにクレジットカード用の4ポケットと2列の札入れがあり、そして2本(ないしは3本)のスプリングバーにより2冊(ないしは3冊)のノート型リフィルが収納可能です。Duo4はジャバラ式カバーシステムを採用し、それにより6つのクレジットカードポケットと2列の札入れ、またDuo3に小銭入れがないのに対し、小銭入れをつけました。 Duo3はイタリアのみでの販売となります。なぜなら一般的にイタリア人男性は小銭を財布の中ではなく、そのままポケットにいれておくのが好きだからです…。
しかし、幾度にわたる製品開発会議の結果、現在は4種類あったDuoシリーズは2種類になりました。 Duo2とDuo3は製造数も少なく、現在絶版となっています。もしかしたら後々プレミアアイテムになる日がやってくるかもしれません!?